「グローバル」を身近なこととして捉えてみる

この度、熊本県で発生した地震により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
被災地では、地震発生以降、夏の厳しい暑さが本格化する中で、日常生活の基盤が失われるなど、今なお大変な状況が続いていることと存じます。
被災された地域の一日も早い復旧・復興を、心よりお祈り申し上げます。

弊社は今期で3年目を迎えましたが、地元・仙台で創業した時から数えると、約10年が経過しました。
創業当初から、周囲からサポートを受けることの有難さとともに、自らが誰かをサポートすることによって社会から必要とされることの喜びを、一人でも多くの方々と分かち合いたいという思いを胸に、歩んでまいりました。この思いは、弊社を設立した際に掲げた「属性にとらわれず、様々な人たちが仕事に参画できるようにする」というビジョンにもつながっています。

また、弊社設立時に掲げたもう一つのビジョンが、「日本のグローバル化に貢献する」ことです。「グローバル」という言葉からは、「海外とのつながり」をイメージされる方も多いかと思います。今回は、「グローバル」という言葉を、必ずしも「海外」という文脈だけで捉えず、少し身近なこととして捉えてみます。私にとって「グローバル」とは、「ある人の良い部分を見つめ、他の人の良い部分と結び合わせる」ことなのではないかと思っています。ここでの「良い部分」には、仕事における「得意分野」だけでなく、人としての「真摯さ」を当てはめてみても良いと思います。

もともと、私が「グローバル」という言葉の意味を考え始めたきっかけは、高校生の頃にお世話になった先生からいただいた、ある問題提起でした。「グローバル(国際化)という言葉について、多くの人は『国』という言葉の意味を説明できても、『際』という言葉の意味を分かりやすく説明できる人は少ない。この言葉について、考え続けてみてください。」

高校1年生の時に1年間カナダで過ごした経験を経て、私は「グローバル(国際化)」とは、「お互いの相違する部分を認めながら、共通点を大切にすること」なのではないかと考えるようになりました。現在、会社を経営し、様々な方々に弊社の仕事にご協力いただく中で、「人と人の良い部分を結び合わせる」ことによって、ビジネスとしてのエネルギーが大きくなる瞬間を経験することがあります。

これは、職業として人と関わる立場から得た一つの答えなのかもしれません。今後も、こうした新しい発見を一つひとつ糧にしながら、「人と人の良い部分を結び合わせる」ために、自らの中に多くの引き出しを持てるよう、尽力してまいります。そして、日本がグローバル社会の中で、諸外国と協調しながら歩んでいくための支援をしてまいります。